SIerからゲーム業界に転職して年収下がっても居続けた理由、ゲーム業界のいい点、悪い点


SIer 10年いて、給料もそこそこ貰っていた私がゲーム業界に入って年収100万近く下がっても居続けた理由を書きたいと思います。

まずは、ゲーム業界に8年在籍し、いい点、悪い点を纏めたいと思います

◆ゲーム業界のいい所◆

【プログラミングする時間が長い】

SIerだと要件定義、基本設計、詳細設計、実装、単体テスト、結合テスト、システムテスト、運用とフローがあり、基本設計から運用までブログラマが行うことが多いです。

設計書や単体テストの項目書を書いてる時間の方が多いとかざらです。

しかし、ゲーム業界は設計はプランナー、テストはデバック会社に任せるので、常にプログラミングをしています。余計な事はせず実装に専念できるのも良い点です

【裁量労働制】

ゲーム業界だからというわけではないと思いますが、うちの会社は裁量労働制でした。

子育てをする上で時間の融通が利くのはとてもよいです。

【仕事中にゲームができる】

自分が開発しているゲームはもちろん、ベンチマークのゲームをしていても怒られることはありません。家に帰ってからや土日にゲームをしていもそれがゲームの参考になることもあります

【提案しやすい環境】

システム系だと機能の結びつきが強く、上位階層で決まった仕様を簡単に覆すことは難しく提案しても採用されることは少ないです。

ですが、ゲーム業界では、自分で提案しそれを実装リリースまで行えるので、とても提案がしやすいです。私は色々改善案や提案をしたいプログラマだったので、ゲーム業界は合っていました

【ユーザの反応がわかりやすい】

システム系で、特に私は新規開発していたので、運用が始まる頃には次の現場に行っていて反応を見ることができないことが多かったです。ウェブ系も機能を追加しただけで特にユーザはそこまで反応しないですが、ゲームだと、SNSですぐユーザが反応してくれて、この機能よかったとかこれはいらないとかすぐ反応が見えるのはうれしかったです

◆ゲーム業界の悪い所◆

【給料が安い】

会社によるところもありますが、ゲーム業界はシステム系やウェブ系のエンジニアと比べると給料が安いと思います

【勤怠が緩い】

これはよくもわるくも勤怠が緩いです。会社による部分ももちろん大きいですが、ITやゲーム業界はフレックスや裁量労働制の会社が多く一定数勤怠が悪い人がいます。

ゲーム業界はそれが顕著で昼過ぎにくるのはざらで、夕方から来る人もいるので、そのあたりきっちりしている人で気にしてしまうタイプの方は合わないかもしれません

【技術を磨き続けなければ通用しなくなる所】

どこの業界もそうですが、ゲーム業界は特に技術を磨かないとあっという間に通用しなくなります。それもソーシャルゲームからリッチな3Dのゲームに移行しつつあるので、そのあたりの技術を磨いていない人は今後は厳しくなるのではないかと思います

【仕様を自分である程度考える必要がある】

仕様はプランナーが書きますが、細かい箇所まで詰められていないことが多かったり、画面のイメージが始まる前に開発が開始されたりするので、ある程度自分で考えて実装する必要があります。仕様がきっちりないと実装できない人はゲーム業界は向かないと思います

【年収が下がっても居続けた理由】

SIerにいた時は、現場が半年から1年で変わったり常駐先での立場が弱くパワハラまがいの事もあったり、実装以外の作業が多く納期も大変で、やめたいと思ったのは、1度や2度ではなかったです。月に2,3回は辞めたいと思っていたと思います。

IT土方といわれるように大変な場面は沢山ありました。

ですが、ゲーム業界に入ってからはそういうことも殆どなく、仕事での会話がこの敵の技がとか、このガチャのここを直したいとかなので、仕事してるというより好きなゲームを好きなように実装できる楽しさもあり、給料は下がっても大変だというのはなかったですね

あとは、客先に常駐することは一時期ありましたが、それ以外は自社で開発なので、そういう居心地の悪さがなかったのもよかったのかもしれません。

何より自分が子育てをする上で、裁量労働制や勤怠の緩さは助かる部分がありました。

コロナの影響で在宅の環境も整ったり子育てする同僚が沢山いたので、ゲーム業界は子育てしながら働くには最適な環境かもしれません。

悪く言えばその環境に甘えて辞めたくてもやめれなかったのかもしれませんね。

そんな感じで私はゲーム業界が大好きです。

フリーランスになってもゲームを作る事に関われれば幸いです


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